ちはやふるで話題に!知られざる競技かるたの世界!
競技かるたがどういう競技か知っていますか?
・小学生の時にやった百人一首?
上の句・下の句をそろえる遊び、あれが競技になるの?私も最初はそのようなイメージを持っていました。
しかし、アニメ「ちはやふる」を見て、実際の動画を見るとそのスポーツ性に驚かされました。
今回は、「競技かるた」について紹介していきます。
・「ちはやふる」で話題に!
今までアニメや漫画で取り扱われなかった競技かるたを題材に、高校生たちの青春が描かれている。
・基本的なルール
1.お互いの選手が向き合って座り、互いにランダムに配られた25枚の札を自分の前に並べます。この時、億札の配置は自分で決めることができ、札の取りやすさ、暗記のしやすさなどを考慮して置きます。
2.札を並べ終わったら15分間の暗記時間があります。この間に、相手の札の配置を覚えていきます。15分間の使い方は基本的に自由で、早々に席を立って外に出る人もいます。
3.選手は歌い手が読む上の句に合った下の句の札をとります。相手の陣の札を取ったら、自分の陣地から札を一枚送ります。自分の陣の札を取ったら札の移動はありません。先に自陣の札を0にした方が勝ちとなります。
※お手付き
自陣の札が読まれた時に相手陣の札を、相手陣の札が読まれた時に自陣の札を誤って取ってしまうと、「お手付き」になり、相手から札を一枚送られます。また、空札が読まれた際に札に触れると、問答無用でお手付きになります。
※空札
百人一首はその名の通り100枚あり、最初に選手が並べるのはその内の50枚(25枚ずつ)だけです。つまり、100枚の内50首は読まれても場に無い札「空札」になります。空札が読まれた際に札に触れるとお手付きになります。
※その他の基本ルール
・片手しか使ってはいけない
・読み手が歌を詠み始めたら物音ひとつ立ててはいけない
・自陣の札の配置はいつでも変更していい
などがあります。
以上のルールを踏まえて一度、Youtubeで実際の試合を見てみてください!
。。。
見て頂いた方、
どうでしたか?こんなに速く取るのかよ!と驚いたかもしれません。
ここからは実際の試合でどのような勝負の駆け引きがなされているか説明していきます。
見ていない方にも見てみたいと思って頂けるように解説していきます!
・奥深い競技かるた
競技かるたで勝つためには、体力と頭両方が必要になってきます。
・札をとるスピード・正確さ
札をとる攻防はほんの一瞬で終わります。そのため、どれだけ速く、正確に札をとれるかが勝敗に大きく影響します。
・記憶力
どの場所にどの札があるかを覚えることは、当然札を取るスピードに影響してきます。それだけではなく、空札だろうと読まれた札をどれだけ覚えていられるかも重要になってきます。これには、決まり字が関係しています。
※決まり字
戦略に大きく関わってくるのが決まり字です。例を挙げて説明します。
「せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ」
この歌は一字決まりの歌の一つとして知られています。一字決まりというのは、最初の文字が読まれた時点で取ることが出来る札です。上の句が「せ」から始まる歌は百首の中で1首しかないからです。
また、
「しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで」
「しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける」
この2つの歌のように、最初の二文字が読まれないと取りにいけない札を二字決まりと言います。「し」の場合、空札でも片方が読まれれば、次に「し」と呼ばれた時点で札を取りに行くことが出来るようになります。このように、読まれた札の暗記も非常に大事な要素になります。
・名人とクイーン
競技かるたの世界には、最強の男性選手「名人」と最強の女性選手「クイーン」が存在します。これらは、将棋や囲碁でいうタイトルのようなもので、一年に一回滋賀県の近江神宮で挑戦者相手に防衛戦を行います。
めちゃくちゃ行ってみたい!
まとめ
競技かるたの世界を少しでもわかっていただけたら幸いです!最後まで読んで頂き、ありがとうございました!